日米プログラマーの作業環境の違い その2

前回のエントリが一部で好評だったので調子にのって第2弾です。

スーツとギーク

MapInfoでは営業・マーケティング、管理系のメンバーと技術系はビルの棟が完全に分かれてました。
僕がいた開発系の棟内でスーツ姿の人を見かけることはほとんど無く、ビル間を移動すると別世界に来たようで不思議な感じがしました。


日本ではスペースの問題もあると思いますが、わりかし両者がダベったり、行き来も頻繁ですよね。
大きなところは違うのかな?


どちらかというと開発系のほうが力を持ってる感じで発言力もあったと思います。
基本的には両者はあんまり仲が良くない印象でした。

気難しいアーキテクト

アーキテクトというポジションの人が数人いました。
基本的には名前の通り、アプリケーションのアーキテクチャーを設計したり、設計思想をメンバーに浸透させる役割でした。
ほとんどのアーキテクトは年配で、仙人+職人のようなイメージ。気に入らない事があると怒鳴ったり、黙ったりと会議でも結構気を
使いました。


ただ、そのコアアーキテクチャを作るスキルはめちゃめちゃ高く、UMLを見ただけで非常に美しく洗練されたクラス設計だったのが
印象に残っています。


僕の会社ではアーキテクトってロールは明文化された形では存在しないのですが、アプリケーションの設計思想に一本背骨を通すって
意味では必要かもしれません。

テスターのスキル

MapInfoではテスト部隊が独立していたのですが、この部隊、異様にスキルが高い!
僕の感覚ではテスターは新人がやって実力がついたら開発に廻るというのがプログラマの成長ルートだったのですが、
考え方を改めました。

仕事は速いわ、独自でWEBベースの大規模なテストツールを作るわ、PerlJavaC++もなんでもござれだわ、
とにかく驚きました。

それだけテストという行為を重要に思っている証拠なんでしょうね。


そんな感じで第2弾でした。